ある会社で、「部長、その紙とってもらっていいですか?」
と部下がたずねたところ、
「何て失礼な事を言うんだ、君は!」と
突然部長が怒り出した事があったそうです。
実は、この部長は何年も前からカツラをつけていて、
部下の言葉が「髪をとってくれ」と聞こえたのです。
この部長のように髪の毛がないことを気にするあまり、
『紙』を『髪』と聞き違えるような行為を、
「錯誤行為」と言います。
このように、一方の思い込みにより、
相手の話しがねじまがって伝わる事は
日常生活ではよくおこるケースといえます。