20世紀を代表する催眠療法の大家、
ミルトン・エリクソンは、相手と話しをするだけで、
催眠状態にしてしまう事ができました。
彼の使うテクニックの一つに次のようなものがあります。
それは相手に対して必ず「はい」
と言わせる質問ばかりを繰り返すという方法です。
そうする事で、相手が簡単にトランス状態へと誘導されていくのです。
「はい」と答える事自体が単純作業となり、
軽く「ボーッ」とした状態(=トランス状態)へと導かれていくのです。
トランス状態では、理性の働きが鈍り、
誘導者の指示を簡単に受け入れてしまいます。
※スーパーのレジ打ちや、計算問題をひたすら解きまくる時にも
ボーッとした感じになる時がありますが、
あれも一種のトランス状態で、
脳の活動が催眠誘導された状態とよく似ています。
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