恐怖で煽るより:ポケット心理学

アメリカのある高校の新入生に対して、

虫歯の予防の授業をする際に、

四つのグループに分けて授業をしました。

  1. 1.歯を不衛生にすると虫歯や歯槽膿漏や様々な病気を引き起こす事を強調し、不安にさせる。
  2. 2.淡々と虫歯の危険性について話をする。
  3. 3.歯の衛生への具体的な方法を示し、危険性についてはあまり触れない。
  4. 4.虫歯とは無関係な話をする。

この後、虫歯に対する不安感を調査したところ、

1のグループが最も高い不安を抱きました。

しかし、実際に虫歯対策を行なった割合は、

3のグループが最も高く、次いで2のグループ、

その次に3のグループという結果になったのです。

つまり、不安を煽ることで相手を動かそうとしても、

相手は不安になるだけで実際に行動を動かす割合は

少ないという事がわかったのです。

※不安で人を動かすよりは、具体的な方法を提案する方が、

人は行動に移しやすいということです。

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