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生まれてすぐに子猿に、針金で作った母親代わりの人形をあたえ、
その子猿の成長過程を観察したところ、大きくなっても、
他の猿となじめずに、攻撃的な行動をとることがわかりました。
一方、布で同じような母親代わりの人形を与えたところ、
針金の人形で育った場合よりも幾分かは精神的に
落ち着いてはいましたが、それでも普通に育てられた子猿よりも
情緒不安定な面が多数で見られたという事です。
この点から、子供の精神の発達には母親との肌の触れ合いが
非常に重要だと考えられています。
ベビーカーに子供を乗せるのもラクなのでいいのですが、
このような事を考えると、じかに肌を触れ合う事のできる
おんぶの方が、子供の情緒の安定には適しているのです。
※仕事上の付き合いであっても、握手をするかしないかで、
相手に対する信頼度はずいぶん違います。
人はやはり、だれかと触れ合う事を心のどこかで求めているのでしょうか…
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