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買うつもりはなかったのに、店員の上手い口調に乗せられて
気がついたら高い買い物ををしてしまった。
そんな経験は誰にでもあるもの。
ところで、チャルディーニらの実験で、
人が説得される過程には、
3つの大きなテクニックが存在することが明らかになりました。
その3つのテクニックとは・・・?
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小さな事からお願いして、
だんだんと大きな事をお願いする方法です。
人間は一度同じ事をすると、次からその行動を
変えることができなくなるという習性をもっています。
つ・ま・り…
小さな事でも、一度引き受けてしまうと、
同じ人からの頼みごとには多少困難であっても
思わず引き受けざるを得ないと感じてしまうのです。
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応用例:
T:ちょっと千円貸してくれない?
あなた:千円くらいだったら構わないよ!
後日…
T:ごめん、今度は2万円必要になったんだけどちゃんと返すからもう一度貸してくれないかな?
あなた:またかよ… 仕方ないな…
注:ポイントはTが最初に借りた千円を返したかどうかです。
もし、返していた場合には、あなたは断る理由を見つけられず、
渋々、彼にお金を貸してしまう羽目になるのです。
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いきなり無理に思えるようなお願いをして、
相手がワザと断わるようにもっていきます。
この時、相手はあなたの頼みを断った事に対して
罪悪感を抱いてしまうのです。
そこを見計らって、今度は要求のレベルを下げ、
「ちょっと頑張ればできるかな?」という
お願いをするのです。
この時相手は、先ほど断った罪悪感を
どうにか償いたいと思い、思わず承諾してしまいます。
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応用例:
会社で一番キレイな子さんとデートをしたい!そんなとき…
あなた:結婚してください!
A子:えっ!そんな事いきなり言われても…
あなた:そうか… じゃあ、今度食事でもどう?
A子:…まあ、それ位ならOKですよ。
注:これはあくまで、理想的な形です。
多分現実では、A子とあなたが知り合いで、
あなたの最初の一言をジョークと受け取らなかったら、
引かれてしまう恐れがあります。
ドア・イン・ザ・フェイステクニックは
博打に近い方法だと心得て使用して下さい。
ところで、もしよかったら、このページを読んでいるあなた、
ポケット心理学を100人の方に紹介してもらえませんか?
ダメ?
じゃあ、1人でも構いませんよ!(^_^;)
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最初の提案で、相手にとって、おいしい条件を
つけて承諾させます。
そしていったん承諾をとると、
あれこれと理由をつけて、
その条件をはずしていきます。
結果的に、その相手は何の旨味もない話を
承諾してしまうことになります。
こんなことがまかり通る理由は、
人間はいったん、ある結果を受け入れてしまうと、
それがあまり好条件でなくても、
自分の下した決定を変えようとはしない習性が
あるためです。
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応用例:
大型電気店で買い物をしたときに…
店員:この商品、何と今なら20回まで金利・手数料無料です!
あなた:なんと!それならぜひ買っておくか!
数日後…
店員:すいません、金利・手数料無料のキャンペーンなんですが、
お客様が来られた前日に終了になっておりまして…
あなた:なんと!話が違うじゃないか!
でも、もう買ってしまったし仕方ない、このまま使わせてもらうよ。
注:一つ間違えれば詐欺になる、グレーなテクニックです。
使い方にはくれぐれもご注意を!!
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