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新入社員の方、お仕事頑張っていますか?
入社してから約1ヶ月、右も左も分からずに毎日必死だと思いますが、
中には、自分の仕事にまだまだ自信がもてないでいる方もいるかと思います。
今日の実験はそんな初々しい社会人の方に参考になるかもしれません。
まず、被験者は架空の「知性テスト」を行ない、
実験者からテストの結果を告げられます。
ちなみにテストの結果は、被験者からみて、
良いか悪いか判断のつかない微妙な点数としました。
この後、被験者はテスト結果に関するアンケートに協力させられますが、
アンケートの前にこのテストの感想を実験者と討論してもらいました。
その結果、討論があった方が、なかった場合よりも、
自分の成績に対して自信を持つようになり、
平均点よりも自分は上の成績だと思いやすくなる傾向がみられました。
【フィッシュバイン&レナード 1979】
一般的に人は、自分にプラスに評価されるような出来事になると、
誰かに聞いてもらいたいと思います。
逆に、誰かに知られると自分の立場がまずくなるような話は、
できるだけ隠そうとする心理がはたらきます。
この事から、初めはテストの結果に対して、
どう判断してよいか分からなかった被験者が、
自分の意見を誰かに聞いてもらううちに、
「自分のテストの結果が良いかどうか分からなかったけれど、
これだけ他人に打ち明けているという事は、このテストの結
果は私にとってプラスなんだ」と、
状況判断のすり替えが起こり、
自分に自信をもつようになったと考えられます。
入社して1ヶ月では、他の同僚と大した差はついておらず、
自分のやっている仕事すら正しいのかどうか自信を
もてないでいるかと思います。
そんな時は、思い切って自分の仕事に対する考えを、
周囲の人に話してみてはいかがでしょうか?
たとえ、自分の考えを分かってもらえなくても、「自分は今の仕事に
はっきりとした考えをもって取り組んでいる」そんな自分に不思議と
自信が湧いてくるかもしれないですよ。
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