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「あなたはだんだん眠くなる〜」という、古典催眠の壁を打ち破
った人物、それが、ミルトン・エリクソン(1901〜1980)です。
エリクソンは、生まれつき体が麻痺し、歩く事すら困難な状況で
した。
しかし、赤ちゃんがハイハイから、立ち上がるまでの成長を観察
して、真似する事によって、その障害を克服していきました。
そして、障害を克服する過程で、天才的な人間観察力を開花させ
たと言われています。
さて、エリクソンの発明した催眠誘導のスゴイところは、相手を
それまでの催眠の常識では考えられないほど、素早くトランス状
態に誘導してしまうという点です。
たとえ催眠に表面上は拒絶反応を示しているクライアントさえも、
逆にその拒絶反応を利用して、あっというまにトランス状態に誘
導してしまうという離れ業でした。
しかし、そのエリクソンの催眠誘導法にも大きな問題が存在した
のです。
それは、
「天才的な方法のために、真似する事が難しい」
ということでした(^^;)
ところがその問題は、J・グリンダーとR・バンドラーという二人
の人物のおかげで解決へと向かいました。
彼らは、天才的なエリクソンの催眠誘導テクニックにパターンを
見つけ、誰もが使えるテクニックとして体系化したのでした。
そして、その誘導方は、ビジネスやコミュニケーションへの活用
で大注目されているNLP(神経言語プログラミング)へと発展し
ていったのです。
※ちなみに、エリクソン催眠法を長年研究・実践され、これまでのど
の催眠誘導法よりも短い時間で、相手をトランスに導く「ナノ催眠
」という方法を開発した杉伸二先生の発行されているメルマガがあ
りますので、もっと深く知りたい方は、そちらをご参考下さい。
http://www.mag2.com/m/0000113412.htm
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