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現在、ビジネスやコミュニケーションのツールとして、非常に
注目されているNLP(神経言語プログラミング)。
その基礎となったのが、催眠療法家ミルトン・エリクソンの瞬
間催眠法でした。
NLPではエリクソン式催眠を、「アルファ催眠」と名づけています。
アルファ催眠の大きな特徴は、
「相手の状態に合わせて、自然な流れで誘導していく」
という事です。
もし、あなたが生まれて初めて催眠をかけてもらう事になった
ら、きっと不安で緊張しているはずですね。
ところが、古典催眠ではそのような相手の状況などお構いなし
に、「はい、ではゆっくり目を閉じてリラ〜ックスしてくださ
い」と言ってきます。
リラックスできる訳がありませんね(^^;)
一方、アルファ催眠では、このような場合、逆に相手が緊張し
ている事を利用します。
例えば、クライアントが緊張している場合、今現在の状態が、
先日のプレゼンテーションで人前に出て喋った時と似たような
状態だと、教えてくれたとします。
ここで誘導者は、クライアントに、そのプレゼンテーションが
終ったあと、どんな気持ちだったか尋ねます。
ここで、クライアントは「ほっとしました」と、そのプレゼン
の状況をイメージしながら話してくれます。
実は、この時すでに、クライアントは軽いトランス状態に入っ
ているのです!
クライアントにしてみれば、先日のプレゼンテーションの出来
事を話しただけに過ぎません。
しかし、クライアントの中では、緊張から、ほっとしてリラッ
クスした時までの心理状態の変化が、自然な流れでイメージさ
れていたのです。
こうして、最終的に、リラックスした時の状況を具体的にイメ
ージすることで、実際に心身ともに力が抜け、本人も気付かな
いうちに、トランス状態へと入っていたのです。
このように、アルファ催眠というのは、気付かないうちに相手
をトランス状態に誘導する事が可能な強力なテクニックです。
最近、ビジネスで急速に注目されている理由がとてもよく分かります。
それだけに、これからNLPを学ぼうと思われている方は、是非
モラルをもって取り組んで欲しいと思います。
※アルファ催眠について、素人の私が教えられるのはコレくらいですが、
プロの方が発行されているメルマガがあります。
http://www.mag2.com/m/0000113412.htm
催眠についての誤解を解いて正しい知識を持って活用して下さいね。
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