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最近、いろんな人と話をする機会があるのですが、自称「ワイン通」
の方と話をする事がありました。
「何年産のフランスのワインは何本しか生産されず、とても芳醇な味
がする」といった事からはじまり、最後は「コルクひとつの選び方
でも味が変わる」といった事までウンチクを30分以上延々と語ってい
ました。
結局はその席でワイン自体は一滴も飲まなかったんですが…(笑)
このようにウンチクばかり語る人には、いかにもその事について何で
も知っているという感じを受けますが、
「自分はこれだけの事を知っているんだ」と主張する事で、自分を現実
の姿よりも大きく見せたいという願望が隠されています。
ですが、多くの場合、本当はいまいち自分が語っている内容について
理解していないものです。
同時に、彼らは、自分がその事について知らないなどと言おうものなら、
相手にバカにされるかもしれないという恐怖感を常に抱いています。
そこで、誰も知らないような難しい話をすることで、自分という存在を
必死に守ろうともしています。
「専門家」と称する人で、素人相手に小難しい用語ばかり使うような人
の話は、よくよく聞いていると中身があるのかと言いたくなる事が多い
ですが、
それは自分自身の知識不足を煙にまいて、自分の有利に話を進めてしま
おうという意図がある場合がありますので、注意した方がよいでしょう。
※ということで、10日ぶりの発行です。ちなみに、ポケット心理学では、あまり
難しい言葉を使わず、これからもわかりやすくお届けしていきますね。
今日はなんだか愚痴っぽくなってしまいました(^ ^;)
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